伝統のある運動会
私が通っていた中学校には珍しい競技があります。
「落城」という名の女子だけの赤VS白で、勝負をします。
なにが珍しいかというと鉄でできた枠に城の模様の紙を貼り付け、それを先に燃やした方が勝ちになります。
赤と白に分かれて、体操着から下だけスカートをはき扇子を持ちます。
紅組・白組で城の周りを囲み落城という名の音楽に合わせ踊ります。
これは昔、本当にあった戦の話を踊りで表現しているんです。
音楽が途中でやみ相手方の城に向かい球を投げます。中に火薬が仕込んであり先に燃やした方が勝ちになります。
火薬を作るのはある意味怖い先生こと、理科の先生です。
おかげで燃え始めるとすごい勢いで燃え、煙などが近くにいる私たちに降りかかります。それでもその場から動くことはなく、また音楽がはじまります。
そして戦で負けた主に続くように自害し、倒れて終わりになります。
現在は生徒が少なくなり閉校になったため見ることは二度とできなくなりました。