吟詠剣詩舞部のいい所
吟詠剣詩舞部のいい所はただで旅行に行けるだけではありません。
この部活に入ると全国大会以外にも、ボランティアで老人ホームに行き踊ったり、県の大きな舞台で何度も招待で踊ることがあります。
しかもそれは平日!(^^)!
授業を受けている扱いになります。始まる時間は決まっていても帰る時間は決まっていません・・・・・なぜなら着付けも大変なのですが、片づけるのも大変だからです。
曲目により着るものも違えば扇子も変わります。なので次に使うときのためにきれいにしておかないといけないからです。
しかし一人だけ早く着替えるのも終わり、片づけも早かった為のんびりしていました。
だからと言って他の子の手伝いをしないわけではありません。
全部やります。あとは個人の持ち物だったりするのでそれを手伝うことはできません。
なので一人のんびりしていました。
しかしなかには嫌なこともあります。それは私のおじさんが老人ホームで働いていたからです。そこから親に連絡が行くこともありました。
もう一つ、大きな舞台でやるということは誰が来るかわからないのです(-_-メ)
私の父は流派は違っていても詩吟をやっていました。詩吟とは詩う人の事を言います。
その為父はたまに抜き打ちできていました。
舞台に立つとライトで観客席は見えません。でも父からはよく見えます。
そんな時、踊りが終わってから大きな声で「うまい!!」という声が聞こえました。
静まり返っている中でその声はよく聞こえました。
舞台袖に戻ってから友達に「あれ私の父の声だよね?」とばれてしまいとても恥ずかしかったのを今でも覚えています。
家に帰り私は父に「恥ずかしいからやめて」といいいました。
父の答えは「せんべいを食べていてそれがおいしかっただけだ。」と言われました。
「あーこの人には何を言っても通じないんだ」ということ身に染みてわかりました。
全く理解をしてくれない父、より一層嫌になりました。